トップページ◇   ◆研究室紹介◆  ◇スタッフ◇  ◇学生◇  ◇ 交通案内 ◇  ◇ 卒業論文一覧 ◇ ◇ 修士論文一覧

量子効果当グループの量子効果の研究1次元スピン系の量子効果おわりに>>>設備紹介

     
 おわりに

 私達は一次元反強磁性スピン系等における量子効果という基礎研究を行っています.この研究から得られた概念や理論的フォーマリズムは様々な物質や現象に応用がふくらみます。御存知のように,21世紀におけるエネルギー・環境問題に関しては,既成の技術の延長のままではかならずしも明るい見通しがあるわけではありません。現在の基礎研究の成果が50年,100年という長い時間スケールでの将来の技術を支えるのです。誰にでも容易に応用法が思いつけるようなわかりきった研究は民間企業等にまかせればよいでしょう。息の長い基礎研究こそが大学における使命です。優れた基礎研究を行い,「日本の科学には独創性が乏しい」という批判を吹き飛ばすことが私達研究者のなすべきことです。未だ知られていない量子効果は将来への夢と希望を与えてくれるものであると私達は信じています。

 量子効果の実験データの一例量子効果は様々な形で現れます。化合物磁性体CsFeCl3は11Tで磁化が飽和し,もうこれ以上の磁化は私達が発生できる磁場下では出現しないと言われていました。




 しかし私達は33Tで異常な磁化の跳び(上の図の赤い矢印)を見つけました.福井大遠赤センターで行ったESR(電子スピン共鳴)の実験でもやはり異常な共鳴スペクトルが観測されました(下の図の青い矢印)。これも量子効果によるものです。このデータは昨年ポルトガルの「強い磁場国際会議」で私達が発表したデータです。





超伝導を利用した磁気浮上列車


前へ< >設備紹介へ