|
|
|
◇トップページ◇
◆研究室紹介◆
◇スタッフ◇
◇学生◇
◇ 交通案内 ◇
◇ 卒業論文一覧 ◇
◇ 修士論文一覧 ◇
|
|
VSM(振動試料型磁力計),PPMS(QuantumnDesign社)>NMR(核磁気共鳴)測定装置>電気炉ほか>>>研究紹介 |
|
原子核には磁気モーメントを持つものがあり、静磁場中に置かれると核スピンの磁場方向の成分の取り得る値に応じて磁気的なエネルギー準位にゼーマン分裂を生じる。その隣り合う準位間のエネルギー差に等しいエネルギーをもつ電磁波(RF)を外部から与えるときに起こる共鳴現象を核磁気共鳴という。NMR測定では共鳴現象を観測することにより、スピン-格子緩和時間やスピン-スピン緩和時間の測定が可能であり、動的な効果を見積もることができる。さらに、核スピンを測定対象にすることで、VSMなどと比べると、より微視的情報を得ることができる。我々の研究室のNMR測定装置は、測定可能周波数は5〜400 MHzで温度域は約0.4〜300 Kである。左に示す写真の装置では超伝導磁石を使うことによりジュール熱の発生をなくしたことにより、大きな磁場(約10Tまで)の発生が容易にできるようになった。ただし、液体3Heによって常に冷却する必要がある。
|
|
さらに、下の写真の装置では約2Tまでの磁場をかけることができる。それぞれ使用するヘリウムの量に差があり、用途により使い分けをしている。また、遠赤(FIR)と共同で、超伝導磁石を使ってESR測定も行っている。
前へ< >次へ
|
|