これはアンケート結果とは関係なく行ったことですが、 今年度は中間試験と定期試験の2/3をマークシートで解答するようにし、 残りの1/3の記述式解答部分も、 達成度別(a),(b)クラスを通じて同じ問題は同じ教員が採点するように試験方法を変えました。 これはコース分けが成績に基づいて行われることから成績評価の公平性が旧学科より新学科では更に重要になると考えて始めたことです。 マークシート方式は問題作成の手間がかかるのですが、 そのためのLatexのひな型を開発し、 また、解答の確認に万全を期すため、数式処理を援用するなどの試みを行いました。 幸い、マークシート方式については否定的な意見を言いにきた受講生はいませんでした。
反省点は、今年からアンケートの実施方法が簡素化され、 標準的には授業前半の1度だけの実施となったので、 本授業でも最終回には実施しなかったことです。 しかし、やはり従来どおり最終回にも実施して、 マークシート方式についての意見をもっと広く積極的に集めるべきでした。 来年度以降にこの授業科目でアンケートを行うときは、それを行いたいと思います。
受講生の皆さんには自由記述では良い点、要改善点を多数知らせていただき感謝します。 良いという点はさらに伸ばし、改善すべき点は改善していく所存です。
ただし、1名の学生が「もっと楽そうに授業せよ」と書いてくれましたが、 「私はそんなに苦しそうにしていたことがあったのか」と、思い当たる節がないので不思議に思いました。 暑そうにしていたのでしょうか。 あるいは「楽しそうに」してくれ、という意味でしょうか。 よくわからないことはともかくとして、 分かることは来年度以降に活かしていく所存です。