ソース・プログラムをとりよせ、コンパイルし、実行時間を測定することになります。 必要なファイルをパックしたものを御利用ください:
以下のファイルをUNIXの tar および gzipコマンドでひとつのファイルにまとめたものです。
UNIXマシンでは、c-shell のスクリプト・プログラム
bench.shを使うと便利です。bench.sh を置いたのと
同じディレクトリに上記の 15個の Fortan source files をおいて、bench.sh を
./bench.sh > bench.log
として走らせると、この例に似た結果が得られるはずです。
出力は、最初のプログラム matvec.f を例にとると、以下のようになります。
(1) program = matvec.f MULTIPLY 1023*1023 REAL MATRIX TO VECTOR 3* 2000 TIMES. LARGEST EIGENVALUES= 1023.93053 1022.12165 1021.00563 301.990u 0.320s 5:02.71 99.8% 0+0k 0+0io 73pf+0w最下行の 「301.990u」がユーザー・プロセスが使ったCPU時間(単位は秒)、 「0.320s」がこのプロセスに関係してOSが使ったCPU時間(単位は秒)、 「5:02.71」が、このプロセスの開始時刻から終了時刻までの経過時間が 5分2.71秒であることを示しています。 大抵はユーザーCPU時間を使ってfMark値を計算すればよいのですが、 必要に応じて、経過時間を使うこともあります。
計算機のシステムによっては、経過時間が秒単位でしか表示されなくて、そう いう場合はユーザーCPU時間とシステムCPU時間を足したもので代用しています。 例えば、CPU が2個のマシンを Linux で稼働している場合は、 システムが使っ たCPU時間が大きな値になることがあるので、ユーザ・プロセスとシステム・ プロセスのCPU使用時間を足し合わせます。他に重いタスクが走っていない場 合は、この和は、計算の開始時刻から終了時刻までの経過時間とほぼ一致する ようです。
総合性能指標 fMrak の計算には、perl script program
fmark.pl が便利です。
実行にはデータファイルfmark.dat が必要です。
最も簡単な使用法は、下記のように引数としてrun.sh の結果のログファイル
を指定します。
fmark.pl bench.log
オプションの詳細な指定方法は、引数なしで
fmark.pl
とすると表示されます。結果の表に掲載した最近の結果については,
fmark.pl -oneline -speed -etime bench.log
として求めたものが多いです.
ファイルをひとつずつとりよせることも可能です: