日本物理学会 年会 (広島大学) 1999年3月28日〜31日 講演概要 講演番号 30pYF-1 日本物理学会講演概要集 第54巻第1号 第1分冊 概要原稿欠落 以下は講演申込のための内容説明文書 題目 連続状態の対相関とカットオフ 講演者 福井大工 田嶋直樹 中性子ドリップ線付近の核では、中性子のフェルミ準位が上昇し 0に近づくの で、対散乱過程によって中性子クーパー対が正エネルギーの軌道へ励起されや すくなり、そのために対相関が強くなる。 この寄与はHFB(Hartree-Fock-Bogoliubov)法を用いれば正しく取り入れるこ とができるが、安定核で広く用いられているHF+BCS法に較べて、計算量が膨大 になることが問題であった。1年前の学会では、HFB解を、局在した一粒子状 態である正準基底を用いて表すことで、HFB解の記述に必要な一粒子状態数を 飛躍的に少なくする方法について報告した。今回は、その場合にカットオフが 必要になる場合があること、その導入の仕方、その結果について報告する。