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グラフ描画ソフトウエア gnuplot のWindows7へのインストール方法

データや数式のグラフを描くためのソフトウエアとして筆頭に挙げたいのは gnuplotです。 これはLinuxでもWindowsでも使用できます[補注A]。 本稿ではWindowsへのinstall方法を述べます。

私自身も約20年前からgnuplotを常用しています [補注B]。 使い始めた頃はマニュアルに書いてあるほんどの機能をひととおり試して理解していました。 しかし、その後は、限られた使い方を繰り返すことが多く、 新しい手法を調べて習得するのは最近では1年に1回程度しかありません。 一方で、gnuplotはこの20年間で機能がますます豊富になりました。 このため、私に聞いても答えられないことが多いと思って下さい。

gnuplotに関する参考情報

  1. gnuplotのホームページ
  2. Wikipediaのgnuplotに関する記述

gnuplotをWindowsにインストールする方法

  1. ダウンロードは sourceforge's gnuplot download page から行います。 最新版にはWindows binary installerがまだ準備されていません。 現時点でWindows binary installer が提供されている版(version)のうちで最新のものは gnuplot ver.4.6.3 (2013/4/18)です。 その版のWindowsへのinstaller gp463-win32-setup.exe (10.5MB) をダウンロードして下さい。
  2. gp463-win32-setup.exe を実行して下さい。

補足説明

[補注A]

システムにより、コマンドの書き方が微妙に違うことがありますが、 それは、LinuxとWindowsとの違いに因るもののほか、 gnulotのversionの違いによるものもあります。

[補注B]

私が描画のために今も使っているgnuplot以外のソフトウエアを2つ挙げます。

  1. latex の psfrag package : gnuplotで作成した画像中に数式を含む文字を埋め込むのに使います。
  2. pgplot : これは描画を行うための fortran subroutines のライブラリです。 画面、pngファイル, psファイル等への出力先の切り替えが可能です。 複雑な描画を行うために今でもLinux上で使っています。
ことのついでに思い立って、これまでに常用した描画手段の遍歴を以下に記します。
  1. 1985年〜1988年 : ペンプロッター(たぶん商品名は マイプロット )をN88basicで制御.
  2. 1988年〜1990年 : Canon の laser beam printerの初期の型のもつ描画コマンドシークエンスを TurboPascal(ver≧4)でプリンターポートに送って描画.
  3. 1990年〜1992年 : GPLOTというVAX11上の描画用 fortran subroutine libraryを利用.
  4. 1992年〜1994年 : Ngraph というMS-DOS上のソフトウエア.
  5. 1994年〜 : gnuplot
  6. 1995年〜 : pgplot
コンピュータ技術の発展が落ち着いてきた今後は、 一人の人が習熟すべきは一つのソフトウエアだけでよく、 それを一生使っていくことで何の不足の感じなくなることでしょう。 gnuplotは、若い学生の皆さんにとって、そういう「一生モノ」のソフトウエアになってくれるに違いありません。
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