Windows上でテキスト・ファイル(プログラムやTeX文書のソースコード等) を編集するためのテキスト・エディタとしては、とりあえず最初に使ってみるものとして、 gedit を薦めています。
geditを薦める第一の理由は、 上級者によく使われるエディタであるemacsやviと較べて、 一応使えるようになるまでに学び覚えるべき約束事が少ないことです。
第二の理由は、 LinuxとWindowsとで同じエディタが使えることです。
ただし、私自身は20余年前から現在に至るまで常時emacsを愛用しており、 geditは卒業研究の指導のときくらいしか使いません。 このため、質問は私に聞くより最初から各自で調べて下さい。
下記に、私が卒業研究指導中に学生から尋ねられた質問について記録を残しておきます。
[Q]cygwinで使うshell scriptなどは、行末コードがUnix式でないとエラーになりますが、 geditをinstallしたまま使っていると、行末コードはWindows式になってしまいます。 geditで行末コードを指定するにはどうすればよいのでしょうか?
[A] 編集したファイルを初めて保存するときや、別名で保存するときに ポップ・アップするダイアローグ・ウインドウの、 上のほうでは名前の指定をしますが、右下のあたりには Line Ending:という設定項目があり、
ここで選んだ行末コードと文字コードが、次回からのdefaultになるようです。
行末コードとは何かについては、 Wikipedia:改行コード などを参照して下さい。 (Wikipediaの項目名は改行コードになっていますが、 改行とは狭義にはLFのことで、 LF,CR,CR+LFの総称としては行末コードのような別の名称のほうが混同がおきずに望ましいので、このページでは行末コードと書いてあります。)
行末コードを調べるには、cygwinで
od -c ファイル名 | less
としてみて下さい。止める(lessコマンドを止める)には q を押して下さい。
上記以外の疑問については、「gedit 使い方」でweb検索してみて下さい。