(2011/11/18) mew が使えなくなった。
mew は emacs から使う 文字端末用 mailer です。
Fedoraで、mewを yum で emacs-mew(-el)-6.3-2 から 6.4-1 にupdateしたあと、
emacsから "M-x mew" で
"Key sequence b m starts with non-prefix key b"
というエラーが出て mewを使えなくなった。
解決方法:
~/.mew.el の次の行をコメントアウトした。
(define-key mew-summary-mode-map "bm" 'mew-summary-bsfilter-mark-region)
(私の職場では、いつのころからかspam mailが届かなくなったので、spam mail 判別のためのbsfilterを使うことは最近はないので、コメントアウトして支障ないのです。)
このキーの組み合わせ "bm" をshort cutに使うというのは、
私が勝手にアサインしたものではなく、web上のbsfilterの説明から
copyしたものです。今もweb上に見つかります。
これまでは bで始まるショートカットが可能だったが、6.4-1で許されなくなったという
ことでしょう。
今後 updateでエラーがおきるようになったら、まず 自分の ~/.mew.el を疑うことにします。
後で思うと脳の片隅に「bmは、アレだ、bogofilterだ」と気づいた部分があったような気がしますが、
そのときは、トップダウン思考で対処するのが無駄が少ないだろうと判断して、
mew packageを元の版に戻すことを目指しました。そのために無駄に調べたことを以下に記します。
- mew関連の packagesは、emacs-mew と emacs-mew-el である。
- yumの動作の記録は /var/log/yum.log に書かれている。
- 古いpackageはyum install できない(利用できませんと言われる)。
ただし、どこか他のレポジトリにはあるのかもしれない。
ハードディスクのどこかにinstallしたpackageが全て保存されていると嬉しいのだが見つからない。そのように設定できると役に立つだろう。
Windowsの「システムの回復」にあたる操作をLinuxでするのは難しいだろう。
Windows MeでWindowsに「システムの回復」が導入されたときには感心しました。
- mewへの信頼を失いかけ、昔使っていたmhに戻ることを検討した。mh に対応する現在のpackageは、nmh である。頭にnがつく。しかし上述の解決方法で mewが直ったのでインストールはしなかった。
- sylpheedというGUI mailerも使うことがあるが、sylpheedにnetworkを介しての文字端末で使うためのモードが用意してあるとは思えない。
- 急場をしのぐためにとった手順は、mail serverにログインして、mail コマンドでメールをファイルにセーブして(たしか、s 1 1 、 s 2 2 、 s 3 3 、 などと指令する)からscpでとりよせるというものだった。
- メールを送るほうも、急場をしのぐためならば、原初の時代の手順に戻り、mailコマンドを使えばできる。
たぶん、本文をjis codeに変換してから mail serverにscpし、
mail -s "subject in ASCII chars" recipient@aaa.bbb < mail_text.txt
でよいだろう。